坂本龍馬(内野聖陽)は行方不明になり、咲(綾瀬はるか)に縁談の話が進んでいた。そして野風(中谷美紀)に乳の岩(乳がん)の前兆が・・・・・
時の河が流れはじめた・・・・。仁は・・・。
南方仁(大沢たかお)のところへ佐分利(桐谷健太)は、自分が乳の岩(乳がん)について調べたという資料を持ってくる。「患者がいるのなら調べてみませんか。」と訴える。
翌日、野風(中谷美紀)を診る2人。「岩に間違いない。」と断言する佐分利に、「まだ、判断はできない。」と言葉を濁す仁。
不明になっていた龍馬が仁友堂に現れた。刺客に襲われ海に転落、近くの猟師町にいたと言う。その頃、仁は緒方洪庵(武田鉄矢)墓の前にいた。「(野風のさんや、佐分利さんの)気持ちを裏切って・・・最低です。私は・・だけど、出来ないです。」と仁は呟く。
ぼーっと吉原を眺める仁。そこに龍馬が現れ「野風の手術をしてくれ。乳が切られ身請けの話が流れ女郎でお払い箱になっても・・・わしが、お前の面倒見るというから、手術後は全て、わしのせいだ。」と熱心に頼む。
手術をする決意をした仁は「治しますよ。野風さん。」と語る。その後、仁が未来(中谷美紀)の写真を埋めているところに咲き来る。「(以前、失礼な事をおっしゃって)申しわけございません。」と咲は謝った後に明日が結納だと話し去る。
数日後、仁友堂で野風の手術が始まった。結納当日、咲は泣きながら「申し訳ございません。私には参らねばならないところがあります。」と語り仁の元へ走る。
手術中に、野風に恥をかかされた侍が乗り込んできた。純庵 (田口浩正)は入り口で止め、仁は手術を急ぐ。そこに咲きが現れ「どうしても入ると言うのでしたら、ここで命を絶ちます。」と短刀を自分の首に突きつける。咲の機転で手術は終わり成功するのだった。
手術後、仁は埋めた未来(みく)の写真を掘り起こしていた。夜空を眺めていた仁は写真その物が消えてしまった事を咲に話す。 「・・・これからは目の前の事だけを見て、ただ懸命に生きればいい。・・未来(みく)が消える事に絶望していいはずなのに、何か涙も出ないんです。ほっとしている私はひどい。」に咲は「未来から開放されたとおっしゃる先生に、私はほっとしています。先生が酷いのなら、私も酷うございます。」と語る。その後「よかったんですよね。・・・よかったんですよね。・・・よかったんですよね。・・・」と繰りかえす仁に、うなずく咲。
数ヵ月後に野風は回復、江戸を離れる事になる。仁の唇を奪った後に野風は「咲様。南方先生は隙がある方でありんすに、しかとお守りを」と語り去っていく。粉雪が舞う中、「これからは、おのれの足で行きたいところに行くでありんす、幸せになるでありんす〜。南方先生の手で生まれ変わらせていだたいのでありんすから、南方先生、ほんにほんにありがとうござりんした〜。」と号泣しながら野風は叫ぶ。「良かったです。あなたを助ける事でできて野風さん。」と仁と応えるのだった。
その後、龍馬に真実を話そうとする仁に「聞いたところでどうにもならん。」と龍馬は言う去る。江戸の街を眺める仁・・・・・
未来(みく)、あそから出て行かない俺に君は本当はずっと言いたかったのではないたろうか、
もう一度歩いてみろ!きっと、思う以上に美しいはずなんだから人生は・・・
最終回を再度観なおしたのですが、命の尊さより仁と野風、仁と咲の恋愛ドラマの要素が強いですね。仁と野風の別れのシーンは感動しましたが中途半端な終わり方です。「仁 完結編」が2011年4月よりスタートしますので、そちらで納得できる終わり方をしてもらいたいですね。
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